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 伝統工芸高岡銅器 匠の技

高岡銅器の歴史
1611年(慶長16年)、加賀の2代目藩主前田利長の元に、7名の鋳物師が呼び寄せられました。金森弥右衛門をはじめ、朝廷に認められた優秀な鋳物師たちに与えられたのは、高岡・千保川沿いの5000坪にも及ぶ広大な拝領内地。藩主の手厚い庇護の元、高岡鋳物の歴史は始まりました。
 当初の鋳物は、藩の御用以外には梵鐘や灯籠、農具、鍋釜などの鉄鋳物でした。江戸時代後期になると、仏壇装飾や装身具など小型銅器が盛んに造られるようになりました。そうした中で、精緻な象嵌(ぞうがん)に長けた彫金の名工が次々に登場し、工芸銅器が花開きました。
 1873年にウィーンで行われた万国博覧会においても、高岡銅器は人々の心をとらえました。中でも金森宗七の作品は賞を受け、銅器の高岡を世界に知らしめました。その後も、各博覧会で受賞者を輩出し、現在の工芸都市高岡への道を築きあげました。

高岡銅器の魅力
きめ細かくなめらかな鋳肌(いはだ)、風格ある渋い色合い、繊細な文様と優美な形、そして、優雅さを内に秘めた曲線の躍動感。
 花を活け、茶を点て、香を聞く。うつろう季節や心の動きを受けとめる器は、銅という金属を忘れさせるほど豊かな生命感に溢れています。掌に納まる小さな文具から、香炉や花瓶、茶器、仏具、灯籠、そして梵鐘(ぼんしょう)、さらには仰ぎ見んばかりの大仏まで。高岡の手わざは、銅器という事物を超えて、優美なる象りに生命を吹き込んでいます。
 
高岡が生んだ人間国宝
金森映井智
1908年(明治41年)2月3日生。本名は榮一。
高岡工芸学校(現・高岡工芸高校)卒業。彫金家の内島市平に師事。
象嵌(ぞうがん)技術は、我が国の最高峰のものです。同時に現代感覚あふれる重厚な作風でも知られています。1989年(平成元年)に、その卓越した技が認められ、国の重要無形文化財(彫金)保持者に認定されました。平成2年には「高岡市名誉市民」の称号が贈られています。2001年(平成13年)11月25日没。
人間国宝 金森映井智 の 作品
象嵌鋳銅幾何文花器 線文象嵌朧銀花入 銀象嵌鋳銅花花瓶 象嵌鋳銅花入 象嵌鋳銅一輪生
   

大澤光民
1941年(昭和16年)9月26日生。本名は幸勝(ゆきまさ)。
富山県立職業補導所卒業。1969年(昭和44年)大澤美術鋳造所創立。
焼型鋳造の高い技術を持ち、1980年(昭和55年)独自の技法「鋳ぐるみ法」を生み出し新しい作風をつくりだしました。日本伝統工芸品展などに出品し、数々の賞を受賞
2005年(平成17年)、重要無形文化財「鋳金」の保 持者に認定されました。
鋳金の人間国宝は史上3人目です。
富山県立職業補導所卒業。1969年(昭和44年)大澤美術鋳造所創立。
焼型鋳造の高い技術を持ち、1980年(昭和5
5年)独自の技法「鋳ぐるみ法」を生み出し、新しい作風をつくりだしました。日本伝統工芸品展などに出品し、数々の賞を受賞。2005年(平成17年)、重要無形文化財「鋳金」の保持者に認定されました。鋳金の人間国宝は史上3人目です。