平野遼/子供 6号
平野遼(1927年 ー 1992年)大分県出身
戦後の混乱期に独学で画家として歩み始めた平野は、困窮と孤独のなかで、独特の筆致による内面世界の表現を確立しました。平野の関心は常に「人間」にありました。平野は時代に流されることなく、真摯に人間や社会、そして自分自身と向き合い、その本質を捉えるべく凝視し続けました。作品には、時に苦悩し不安にふるえ、時に矛盾を抱え生きる人間の普遍的な心の在りようが、重厚な色彩と線とによって表現されています。
作品詳細
洋画・キャンバス・左下にサイン
キャンバス裏にサイン
画寸 40.9×31.8cm
額寸 65.2×56cm
1971年 レ・ヌフ展出品